[b] 隣の家の少女
[隣の家の少女] / ジャック・ケッチャム / ★5+★★ (また読む予感)

1958年の夏。当時、12歳のわたし(デイヴィッド)は、隣の家に引っ越して来た美しい少女メグと出会い、一瞬にして、心を奪われる。メグと妹のスーザンは両親を交通事故で亡くし、隣のルース・チャンドラーに引き取られて来たのだった。隣家の少女に心躍らせるわたしはある日、ルースが姉妹を折檻している場面に出会いショックを受けるが、ただ傍観しているだけだった。ルースの虐待は日に日にひどくなり、やがてメグは地下室に監禁されさらに残酷な暴行を―。キングが絶賛する伝説の名作。

これは読むのキツイ、ページをめくるのが怖い、でも止まらないのだけどね。何度も読む気力はないので★7って書いてる(そういう基準だもの)けど、普通に10段階評価なら★8をつけてますきっと。
虐待部分以外で怖かったのは、ルースおばさんの狂っていく様子かな。きっとメグがおばさんのコンプレックスを刺激してしまったわけだけど、天空の城ラピュタで「40秒で支度しな!」とか言ってそうなタイプの気のいいおばさんがこんなにおかしくなるとか、すごい印象深い。怖い。

俺が女性だったらもしかしたらまた違うのかもしれないけど、虐待憚においては男の子に対する虐待よりも女の子に対する虐待の方が気持ち悪くて印象に深く残ると感じる。男の子相手なら肉体的苦痛と精神的苦痛のふたつとそれに対してどれだけ屈しているかの二次元的(しかも相関が高いことが多い)な状態しか取り得らないのに対して、女の子相手ならさらに性的苦痛があってこの三つ目の苦痛の厄介なところは他のふたつと相関しなくてもいい≒開始時期をズラすことが可能という性質であって、読者に複数回アアァァって思わせれるわけで、題材にしやすさに明確な差があるよねえ。
あとは年齢が高いよりも低いほうが無力感が強まって、脱出失敗時とかに読者がアアァァウウウゥって思う度合いが強まるのは、みなさん予想するとおり。
[2009.08.25 21:50] | [b]ook  | com[0]  | tb[0]  |  TOP↑
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